> イ・スガプさんの声明文と、大統領談話に反論する追加資料
をお送りします。
>
> <声明書>
>
> 天安艦事件について、北韓は重ねて検閲団を受け入れよと強
調している。
>
> 北韓のキム・ヨンチュン人民武力部長は、『(南側は)国防
委員会検閲団を無条件に受け入れて、世界の前に真実を明らか
にせねばならない』という内容の通知文を南側に送ってきたと
朝鮮中央通信は22日報道した。
>
> 韓国民軍合同調査団の発表が間違いないというなら、北韓の
検閲団派遣を拒絶する理由はない。
>
> 北韓の度重なる要求を拒否しているのは、韓国の調査団発表
が事実だという自信がないことを物語っている。
>
> イラクのフセイン政権が大量殺傷兵器を保有していると強調
して起こされたイラク政権を転覆させるためのイラク侵略戦争
によって、多くの人命を殺傷し、イラク全域を灰燼に帰した米
帝国主義の蛮行を全世界ははっきりと確認している。
>
> 今回の天安艦事件の調査が間違いないということを、科学的
・客観的に証明できるようにするためであっても北韓の検閲団
は必ず受け入れねばならない。
>
> いかなる場合でも、これを拒否する理由はない。これを無条
件に拒否しながら、北韓を圧迫する行為は、まさにそれ自体が
戦争を挑発する行為になることを否定することはできない。
>
> 5月24日
>
> 民族正義守護協議会
>
> 常任代表 イ・スガプ
>
> *******************************<資料>
>
> 大統領談話文に反論する
>
> −五つの常識的疑惑を解消することが先だ−
>
> 天安艦事態に対する大統領の談話文が発表された。
> どの疑惑も解消されないまま扇動に満ち満ちた選挙遊説文で
あったし、朝鮮半島の安定を破壊する南北関係破綻の宣言文で
あった。
> イ・ミョンバク大統領と現政権 の反北の本性を暴露した告白書に過ぎなかった。

> ●イ・ミョンバク大統領は確実な物証を出して、五つの常識
的疑惑に答えよ

> 大統領は去る20日、国際合同調査団が確実な物証と共に最終
結論を提出したとして天安艦が北朝鮮の奇襲的魚雷攻撃によっ
て沈没したと断定した。
> ‘大韓民国を攻撃した北朝鮮の軍事挑発’というも
> のだった。

> しかし20日の合同調査団の発表は、天安艦が沈没して以降、
絶えず提起されてきた数多くの疑惑と質問に対し、納得に値す
るいかなる説明もなかった。

> まず最初に、北の潜水艇の侵入経路と退却経路が存在しない

> 強盗が塀を越えてきたのか、鍵を壊して入ってきたのか、ト
ンネルを掘って入ってきたのか明らかにしないで強盗を捕まえ
たというようなものだ。
> 当時、事故現場に
> はイージス艦2隻があったがどのようにそこに突き抜けて入
ってきて魚雷を発射して消え去ったのか答えなければならない


> 第二に、現場で引き揚げした魚雷スクリューに肉筆で表記さ
れた‘1番’という文字に対するインク鑑定も依頼せず決定的
根拠として提出した経緯について説明しなければならない。
> 水中で高温・高圧で爆破したとは
> 信じられない程、鮮明に文字が残っている点、北韓は‘1番
’という表記よりも‘1号’という表記を普通に使っていると
いう点などに対する疑惑に答えなければならない。

> 第三に、天安艦の生存者たちの合同証言でも出てこなかった
水柱を観察したという陳述が合調団の調査発表直前に登場した
理由に対しても明らかにしなければならない。
> 天安艦の生存者たちが合同証言で虚偽の
> 陳述をしたのか?
> 白い閃光を見たというペクリョン島の哨兵の陳述は何故これ
まで出てこなかったのに合調団発表で登場することになったの
か?
>
> 第四に、ガスタービン室はどこに消えたのか。
> 2〜30メートル幅の水柱が100メートルの高さまで噴き上がる
ほど強力な爆発があったとすれば、ガスタービン室こそ‘決定
的証拠’であることが明らかだ。
> しかし軍当局はガス
> タービン室の引き揚げという事実を隠すのに汲々とし、合調
団はガスタービン室を公開しなかった。

> 第五に、小型潜水艇が1.7トンの重魚雷を搭載して正確に天
安艦を打撃した後、何の損傷も受けないまま韓米両国の監視網
を通り抜けてゆうゆうと消えた非科学的現象に対して科学的に
説明しなければならない。

> ●五つの常識的疑惑を解消するためにTOD映像、交信記録な
どを公開せよ

> TOP映像を見た人が厳然と存在するにもかかわらず、イ・ミ
ョンバク政府は事件当時の映像がないと言い逃れている。
> TOD映像を見たという人々は幽霊を見たのか、幻を見たのか
、そう でなければ夢を見たのか。

> 水柱を見たという証言があるならばTOP映像にその水柱が撮
影されただろう。
> TOP映像さえ公開すれば数多くの疑惑は一気に解消されるの
だ。
> 政府はなぜTOD映像を公開しないのか。 TOD映像ほど
> ‘確実な物証’がどこにあるというのか。

交信記録と航跡記録、そして海軍戦術指揮統制システム(KNTDS)
記録もまた、TOD映像に次ぐ確実な物証だ。
> 上記の諸記録には事件当時の情況がそっくり含まれているだ
ろうから だ。

> 保安という名でこれ以上国民を糊塗しようとせず国民の前に
関連諸資料をガラス張りに公開することをもう一度強く求める

> 国民が持っている一ミリの疑惑をも解消するためのあらゆる

>
> 力を傾けることが先だということをもう一度強調するものだ

> 談話文はその後にしても遅くなかったのだ。

> ●真に朝鮮半島の安定と平和を望むならば、まず南北共同調
査から着手せよ

> 大統領は談話文で北側船舶の南側海域の進入を遮断して、南
北間交易と交流を中断することを明らかにした。
> この談話文に続いて、統一・国防・外交部長官の合同記者会
見では対
>
> 北朝鮮心理戦を再開して、大量破壊兵器拡散阻止構想(PSI
)全面参加、開城(ケソン)工業団地の滞留人員縮小などの方
針を明らかにした。

> しかしこのような方針は大統領が談話文で明らかにした‘朝
鮮半島の安定と平和’、‘朝鮮民族の共同繁栄’、‘平和統一
’とはほど遠い話だ。
> その上、自衛権発動を云々するのはより一層、危
> 険千万な発想だ。
> 停戦協定は海上での軍事境界線を設定していないため南北の
間に絶え間ない偶発的衝突があった。
> その上、南側政府が軍事境界線だと主張する北方境界線(NLL)
は北
>
> 側が認める軍事境界線ではないということから、領海侵犯時
に自衛権を発動するという発想は、意図しなかった偶発的衝突
が全面戦争に飛び火することがありうる危険性を抱えている。
> 消えていない火種に油を注ぐ発 想である。

> 真に朝鮮半島の安定と平和を望むならば‘確実な証拠’のな
い反北キャンペーンに熱を上げるのでなく、南北共同調査を実
施することを提案する。
> 北の検閲団を受け入れることができないならば、北
> 韓に調査団派遣を要請して南北共同で天安艦事件を調査しろ
ということだ。

> イ・ミョンバク大統領があれほど強調していた南北基本合意
書の不可侵関連の付属合意書は“すべての意見と紛争問題を双
方の軍事当局者が合意する機構を通じて協議・解決”(7条)し
、“不可侵の遵守に違反する場合、共同調査をして違反事件に
対する責任を糾明し再発防止対策を講じる”(8条)と規定して
いるという事実を思い出すことを望む。

> 合わせて、南北関係は緊張が高まる段階を越えて緊張が爆発
する段階に入っていることを朝鮮半島の関係諸国は注視しなけ
ればならない。
> 朝鮮半島の停戦体制を管理できる軍事停戦委は死文化さ
> れて久しい。
> 軍事停戦委に代わって停戦体制を管理してきた北朝鮮-米国(
国連軍司令部)間の将軍級会談を持って朝鮮半島での緊張爆発
段階を平和的に管理できる合理的対策を講じなければならない

> 北朝鮮-米国(国連司令部)
> 間の将軍級会談で6者会談の参加国を中心とする天安艦事態
共同調査団を構成してみるのも現事態の悪化を防げるはっきり
とした方案になりうるだろう。

> ●イ・ミョンバク大統領は自由民主主義を云々する資格がな

> 大統領は談話文で‘自由民主主義’を力説した。
> しかし分析と主張が政府と違うといって長官が特定人物を告
発する社会が自由民主主義社会なのか、大統領に問い返したい

> 情報をとことん隠して法という道具
> を使って国民の口にクツワをはめるのは自由民主主義でなく
独裁にほかならない。

> その上、大統領は談話文で“国家安保のために私たちは一致
団結せねば”ならないと主張した。
> 一致団結して疑惑で埋め尽くされた合調団と政府の発表を信
じろということ
>
> であり、一致団結して北朝鮮を懲らしめるのに参加しろとい
うことだ。

> 46人が犠牲になった悲劇的事件に対する原因分析もなく、問
題解決のための解決法も提示しないまま、非常に危険な反北対
決扇動で綴られた今回の対国民談話文は、自由民主主義を破壊
する宣言文に他ならなかった。
> 天安艦を政治に 悪用して、国民の口と耳をふさぎ、安保という
美名で国民総動員をたくらむ現政権は自由民主主義を云々する
資格のない政権だ。

> 民主労働党付設
>
> セーセサン(新しい社会)研究所

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